PyCharmでマクロを使ってみる
プロダクティブ・プログラマという本に「理想のツールを探す」という章があり、著者の「理想のエディタ」に必要な機能のリストが紹介されています。
曰く、以下の5機能です。
1. マクロレコーダ
2. コマンドラインから起動が可能
3. 正規表現による検索、置換ができる
4. データの追加が可能なクリップボード
5. マルチレジスタ
機能を満たす理想のエディタの候補として、vi、emacs、jEdit、TextMateが挙げられています。
詳細はぜひ本を。
プロダクティブ・プログラマ -プログラマのための生産性向上術 (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: Neal Ford,島田浩二(監訳),夏目大
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2009/04/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最近はPyCharmを使い込んでいるので、上記の機能がどんな感じか試してみようと思い、今日はキーボードマクロを試してみました。
マクロを登録する
Edit -> Macros -> Start Macro Recording を実行します。
デフォルトでキーは割り当てられてません。
Start Macro Recordingを実行したらキーボードを使って行を編集します。
この辺はEmacsとか普通のエディタと同じですが、Emacsでいう「forward word」に相当する「Move Caret Next Word」を実行したときのカーソルの位置が微妙に違うとかあるので、多少慣れが必要だと思います。
入力を終えたらEdit -> Macros -> Stop Macro Recordingを実行します。
マクロに名前をつけるか聞かれますが、テンポラリなマクロの場合は名前を入力しなくてもよいです。
マクロの実行
「Edit -> Macros -> Play Back Last Macro」を実行するか、「Edit -> Macros -> マクロ名」を選択します。
この辺もキーは割り当てられてないので、⌃X,Eを割り当てました。
キー割り当てについて気づいたこと
1. 登録したマクロひとつひとつにキーを割り当てることができます。
2. Start Macro RecordingとStop Macro Recordingのキー割り当ては「Start/Stop Macro Recording」として、一つのキーしか割り当てられません。
Emacsライクに「C-x (」を割り当ててみましたが、(の入力がマクロに入ってしまって上手く行きませんでした。今後の課題。
その他気づいたこと
Emacsでは「C-u num C-x e」でマクロを何回実行するか指定できますが、これはPyCharmのマクロではできないようです。ちょっと不便かも