デシジョンテーブル作成サイト「Decision Table Creator」でペア構成テストを出力できるようにした
昨日作成した「Decision Table Creator」ですが、テストケースの作成方法が条件の全組み合わせしかできなかったので、ちょっと条件が多くなると、テストケースが爆発してしまうという問題がありました。
ですので、テストケースの作成方法として、「全組み合わせ」か「ペア構成」かを選べるようにしました。
ペア構成テストについてはこちらの本に詳しいですが、簡単にいうと「すべての変数のすべての値のすべての組み合わせをテストするのではなく、変数値のすべてのペアをテストする」というものです。
- 作者: リー・コープランド,宗雅彦
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2005/11/03
- メディア: 単行本
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例えば、以下は「はじめて学ぶソフトウェアのテスト技法」のペア構成テストの紹介に使われているサンプルですが
この条件を全組み合わせすると、1296のテストケースになります。ちょっとテストするのにはきつい項目数です。
ブラウザ | クライアントOS | プラグイン | サーバー | サーバーOS |
---|---|---|---|---|
IE 5.0 | Win 95 | なし | IIS | Win NT |
IE 5.5 | Win 98 | Real Player | Apache | Win 2000 |
IE 6.0 | Win ME | Media Player | WebLogic | Linux |
Netscape 6.0 | Win NT | - | - | - |
Netscape 6.1 | Win 2000 | - | - | - |
Netscape 7.0 | Win Xp | - | - | - |
Mozilla 1.1 | - | - | - | - |
Opera 7 | - | - | - | - |
そこでペア構成でテストケースを作成すると、48ケースまで減らすことができます。素晴らしいですね!
ペア構成の作成にはこちらのライブラリを使用させていただきました。
http://pypi.python.org/pypi/AllPairs/2.0.1