38日間の勉強で応用情報技術者試験に受かる方法
今日は秋季の情報処理技術者の結果発表日でした。
こっそり応用情報技術者試験を受けてまして、めでたく合格していたのでどのような勉強をしたかをメモしておこうと思います。
タイトルは若干ハッタリで、実際は「ある程度実務経験のある文系プログラマが38日間の勉強で応用情報処理技術者試験に受かる方法」です。
なぜ受けたのか
twitterをみてて、「今日が申し込み締め切り日だよ」というツイートを見つけまして。
文系出身プログラマーで、自分には基礎的な知識がかけていると思ってたので、まあ受けて無駄にはなるまいと思ってその場で申し込みました。
準備期間
申し込んだのは8/29です。
試験日が10/21でしたのでおよそ1ヶ月半ちょいの準備期間となりました。
iCalのカレンダーでどのくらい勉強期間があるか確認しました。
土日は勉強する気はありません、というか勉強できないので、月〜金曜日の日数を数えたところ38日間でした。
参考書
次に午前の参考書を買って来ました。
2013 応用情報・高度共通午前試験対策 (情報処理技術者試験対策書)
- 作者: アイテック情報技術教育研究部
- 出版社/メーカー: アイテック
- 発売日: 2012/10/15
- メディア: 単行本
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計画を立てる
どのくらいの出題範囲があるのか目次で確認をしました。
第1章基礎理論から第11章ITストラテジまであります。
第1章 基礎理論
第2章 コンピュータ構成要素
第3章 システム構成要素
第4章 ソフトウェア
第5章 ヒューマンインタフェースとマルチメディア
第6章 データベース
第7章 ネットワーク
第8章 セキュリティ
第9 章 システム開発技術
第10章 ITマネジメント
第11章 ITストラテジ
章単位だとざっくりしすぎなので節の数をかぞえます
第1章だとこんな感じです。各節で10Pちょっとくらいあります。
1.1 数値表現
1.2 論理演算とシフト演算
1.3 データ構造
1.4 基本アルゴリズム
1.5 BNFとポーランド記法
1.6 待ち行列理論
全部で40節ありました。
1日2節学習すれば20日間で終わります。使える日数の約半分なのでとりあえずこの目安で進めて、終わったら残りの日数で午後試験の対策をすることにしました。
1回勉強したくらいじゃそのまま忘れるだけなので、その日に勉強したことはその後4日間は復習することにしました。
なので以下の様な感じで、最初の数日以外は毎日10節分の勉強をすることになります。
最初は軽めの負荷にして習慣にするってのが大事なんじゃないかと思ってます。
1日目 1.1、1.2 2日目 1.3、1.4 + 復習分 1.1、1.2 3日目 1.5、1.6 + 復習分 1.1、1.2、1.3、1.4 4日目 2.1、2.2 + 復習分 1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6 5日目 2.3、3.1 + 復習分 1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、2.1、2.2 6日目 3.1、3.2 + 復習分 1.3、1.4、1.5、1.6、2.1、2.2、2.3、3.1
5日目から1日10節分の勉強で、こうなるとちょっと大変そうですが、基本的に節の最後についている例題を解いて、わからなかったら説明を読むってだけなので、そこまで時間はかからないです。
計算問題はちゃんと計算しましたが。
あと上記の例だと1章の初めから勉強を始めたみたいになってますが、実際は参考書をパラパラみて簡単そうな4.3「OSS(オープンソースソフトウェア)」から始めました。
とにかく最初のうちは簡単そう、面白そう、楽そうというところを選ぶのがいいです。最初のうちに難しいところをやると習慣づく前にやる気がなくなります。
日中は仕事してますので、勉強に当てる時間は早朝と夜です。
平均で1日2時間くらいだったかなと思いますが、やる気のないときや仕事が忙しいときはもっと少ない場合もありました。
そんな時は問題の解答を流し読みするだけで終わらせてしまうわけですが、流し読みだろうとなんだろうと決めたペースは守るというのが重要です。(1日飛ばすだけでたぶんもうやる気がなくなる。)
とにかくルールにそって9/25には、とりあえず参考書の最後までたどり着きました。
午後問題
9/26から午後問題の勉強をするため、参考書を買ってきました。
2012 応用情報技術者 午後問題の重点対策 (情報処理技術者試験対策書)
- 作者: 小口達夫
- 出版社/メーカー: アイテック
- 発売日: 2011/12/15
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第1章 システムアーキテクチャ(システム構成技術と評価)
第2章 ネットワーク
第3章 データベース
第4章 情報セキュリティ
第5章 情報システム開発
第6章 プログラミング(アルゴリズム)
第7章 組込みシステム開発
第8章 マネジメント系の問題
第9章 ストラテジ系の問題
残り18日間しか無いので結構厳しいですが、午後問題は選択式なので上記の全てを勉強する必要はありません。
1章から6章までを選びました。
各章末に例題が6〜8題載ってますので、6題ずつ選んで6*6で36問。
それを1日3題解くことにしました。12日間で全部終わります。
復習のペースは午前問題の時と同じく。
10/11には一通り解き終わって後は復習って感じになりました。
まとめ
こんな感じで38日間の準備で無事に合格できました。
文系出身とはいえ、8年くらいシステム開発の仕事してますので、全くのゼロからのスタートではないです。
長々と書きましたが大事なのは
- 毎日実行できる計画を立てること
- 計画の最初は簡単にこなせるようにすること
- 復習を計画にいれること
- 計画は必ず守ること
なんじゃないかと思います。
資格なんぞ役に立たんといわれる方も多いですし、むしろバカにされることもありますし、これでメシが食えるわけでもまったくないですが、テクノロジ系の問題だけじゃなくて、ストラテジ系、マネジメント系の問題もありまして、知らないことがいっぱいあったんで、まあ受けてよかったと思ってます。