Pycharm2.7でもっと便利なコード補完

Pycharm 2.7ではデバッグ実行時に型情報を集めて、コード補完に使うことができるようになってます。
どんなことができるようになっているか、実際に使ってみたいと思います。



この機能を使うためにはsettings -> python debuggerで以下のチェックを入れる必要があります。

これでデバッグ時に情報を収集するようになります。
(デバッグ実行のパフォーマンスは悪くなるようです。)

コード補完


さてこんなコードがあったとして

第3引数のcのメソッドをコード補完しようとすると、cの型がわからないので何もでません


ここでこのコードを一回デバッグ実行します。


もう一度cのメソッドをコード補完してみると、、listのメソッドが表示されるようになってます!

Quick Documentation

Quick Documentationなんかも情報が反映されます。
デバッグ実行前は引数はunknownになってますが


一回デバッグ実行すればこの通り

doc stringの自動挿入


さらにはdoc stringの自動挿入の実行結果も



デバッグ実行前


デバッグ実行後

便利すぎる


参考 : Dynamic runtime type inference in PyCharm 2.7 | JetBrains PyCharm Blog