PyCharmでプロジェクトのコードを読む
以前、emacs+anythingでコードを読むための機能/キー設定をエントリにまとめました。
最近はPyCharmをちょいちょい使って見てるので、同等の操作をどうやるか、 を調べてみました。
関数やクラスの宣言を開きたい
emacsではタグジャンプですね。anything-etags+.elを使っていました。
PyCharmでは「Decralation」という機能があり、キーはデフォルトで「⌃B」に割当てられています。
日本語でいうと「宣言を開く」ですね。メソッドやクラスの定義にジャンプします。
ファイル名を指定してプロジェクト内のファイルを開きたい
emacsではanything-project.elを使ってました。
PyCharmでは「Main Menu -> Navigate -> File」でダイアログを開き、ファイル名をインクリメンタルに絞り込んで開けます。
anythingのように複数キーワードで絞り込めないのがちょっと残念なところ。
複数キーワードで絞り込めたり、ダイアログからファイルのリネームやコピーができたりかなり多機能。(参照)
プロジェクト内をgrepしたい
emacsではanything-project.elのanything-project-grepを使ってました。
PyCharmでは「Main Menu -> Edit -> Find -> Find In Path」で検索対象を指定したディレクトリ検索できます。
これもanythingのほうが使い勝手がよいように思えますが、まあ使えます。
バッファ内をgrepしたい
emacsではanything-c-moccurを使ってました。
PyCharmでは「MainMenu -> Edit -> Find -> Find」でemacsでいうisearchのようなことができますので、検索中にFind All(⌥F7)を実行すれば、ファイル内の検索結果をFindウィンドウに表示することができます。
たぶんこれが動作的には一番近いですが、anything-c-moccurに比べるとかなり使い勝手が落ちます。
感想
Emacs+anythingでやっていたことをPyCharmでやろうとして、いかにanythingが素敵だったのか再確認しました。
ただまあ、PyCharmも設定がめんどくさくないとか、コンテンツアシストが的確とか、いいところもあります。
もうちょっと使い込んでみるつもり。